皆さん、こんにちは。
レゼンスタイルの働く女性応援アンバサダー、会いに行くヨガ講師の大竹沙紀です。
前回の記事「夢中になること」に引き続き、今回は星空ヨガのイベント当日のお話をしていきたいと思います。
星空ヨガが行われたのは私が生まれ育った故郷、福島県大沼郡三島町。
雄大な只見川沿いに位置する自然豊かな場所で、編み組細工が有名な「手仕事」の町です。
私が幼かった頃は、ポニーや牛がいたり、小さな喫茶店やバーベキュー施設などもあったりと賑わいを見せていました。
しかし、過疎化が進むにつれて観光施設やお店の多くが経営難になり、客足も遠のいていきました。
そんな三島町で開催する意味とは何なのか。もしかしたらそう思われる方もいるのかもしれませんが、同じモノやコトでも見方次第で価値は変わります。
星空ヨガにとって「周りに何もない」ということこそが良さであり、人工的なものに干渉されることなくありのままの自然を感じてもらえたらと思っていました。
三島町には美坂高原という遮るものが何もなく星が大変美しくみえる場所があります。それはまさに星空ヨガを開催するのにうってつけの場所でした。
こうして三島町という絶好の場所に参加者の皆さんが集まり、雨が降ることもなく星空ヨガがスタートしました。
望遠鏡メーカーさんとのコラボレーションなので序盤は星座とヨガのポーズに深い関わのあるお話から開始。そして、日の入りとともに静寂に包まれた中でヨガを行っていきます。
その日その瞬間の月のリズムや星座のポーズを組み合わせながら、空いっぱいに広がる星を目指してヨガをします。
例えば秋の星座として有名なペガススは、勇者ペルセウスが怪物メドゥーサを退治したときに飛び散った鮮血の中から生まれたと言われています。翼を持つ神聖な存在をヨガのポーズで表し、大きく両腕を広げていきます。胸をひらき堂々とした自分を表現。
身も心もほぐれ、どんどん自分の中に入り込んでいく感覚。
ひとつひとつの星の輝きのように私たちもかけがえのない存在です。ゆったりと自分と対話をすることで、そのことがじっくりと実感できる時間になります。
当日は地元の飲食店さんのご協力もあり、ヘルシーで体が元気になる食事やドリンクを提供していただきました。
ご来場頂いた方の中には遠くは関東圏からも足を運んでいただき、160名程の皆さまと星空ヨガを楽しみました。
星も空も山も川も、昔からあるものです。
当たり前に存在していて、その当たり前に気付くことがとても難しいのです。
無数にある「当たり前」に気付くことができたら、見ている世界はどれほど変わることでしょうか。
何事も見方次第でその価値は変わりますよ。
※3年前の開催当時の情報です
ルイ・ヴィトン販売、高級輸入車営業を経て起業した経験から「エレガンスをつくるマナー術。エレマナー講師」としてヨガを取り入れた個人や企業向けのコンサルティング活動も行っている。
Charis.yoga 代表
一般社団法人 国際ホリスティックセラピー協会 公認ヨガインストラクター
エレガンスマナー講師
YMCメディカルトレーナーズスクール仙台校出身