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Ambassador2021.02.02 UP

【根本みき】自分らしく生きる。見つけた夢のために、粘り続けた書道家女子のホンネ<前>

「らしさ」を言葉にするのって難しい。そんな風に考えたことはありませんか?
とくに春が近付くと一年を振り返ったり、来年度からのことを考えてみたりして、その難しさを再認識する機会が多くなる気がします。

その「らしさ」を考える上で、最近とてもいい時間を過ごす機会がありました。
それが、Lezene styleの働く女性応援アンバサダーである根本みきさんとのオンライン座談トークです!

今回オンラインインタビューを担当した編集部員は、根本さんとはこの日が初対面。
これまでの歩み、仕事のこと、近況などなど…この機会に色々お聞きしました!

profile
根本みき
福島県生まれの書道家。働く女性を応援するLezene styleアンバサダーの一人。2020年11月で起業5周年を迎えた。

書道家として活躍を続ける根本さん。実は意外な一面が…!?

編集(以下「編」):根本さん、今日はよろしくお願いします。ホームページに載っている着物を着て作品作りをしている姿が印象的だったので、私服だと逆に新鮮です!

根本:着る機会が限られるので着物で書道をするのって意外と疲れるんですよ~!肩がすごくこって…。着物でパフォーマンスする前は必ず練習しているんです。

編:そうだったんですね。いつか着物姿の根本さんにもお会いしたいです…!

▲オフィシャルサイトには着物姿で一筆したためるお写真が🌸

編:以前の記事でもご自身のことをおおいに語っていただきましたが、今回はせっかくお話できる機会なので改めて書道の道を志したきっかけや書道家としてスタートした後の話を聞かせてください!

根本:私の場合、最初がまずちょっと変わっているんですけど、書道を始めたきっかけというのが「友達と登下校したかったから」でした(笑)
書道を始めた小学3年生当時、実は書道に興味があったわけでも志があったわけでもなく。
友達が皆登下校のルートが違ったのでいつも寂しく行き帰りをしていて。ある日、火曜と木曜は友達が同じ方向にずらずら並んで帰っていると気付いて、「なんだ!?」と思っていたら、皆が向かっている先が書道教室だったんです。

編:お友達が書道をやっていたんですね。

根本:そうなんです。小学生の子供にとって友達と過ごす時間って大事ですよね。私も友達と登下校したい!と思って、書道教室に通い始めました。

編:それがきっかけで今では書道家として活躍されているというのは運命的なものを感じますね。小学3年生で書道を初めて、「今」に繋がるほどのめりこんだ理由はなんだったんでしょうか?

根本:自分にとってやりがいを感じるからその後も続けられたのは確かですが、長続きした一番の理由は私が負けず嫌いだったからなんです。
習い始めて意識するようになったせいか、小学校の書道大会で銀賞や金賞、特選といった上位常連を占めていたのが同じ書道教室に通っている子たちだと気付きました。勿論、私も自分なりに練習を重ねていたので金賞や銀賞に選ばれたことはあったんですが、どうしても最初は特選に入れてなくて!悔しさのままさらに練習して、ようやく安定して特選に入賞できるようになったのが小学校高学年になってからでした。ちなみに毎回特選入りしていたのは書道教室の先生のお子さんで、当然何を書いても上手いんです。あの悔しさがあったからこそ頑張れたんだろうな、と今では思いますね。

悔しさをバネにした期間を経て、広く活動する書道家に

編:何歳になっても一つのことを熱心に続けるというのは難しいことですから、極めようと努力されたのは本当にすごいです!
公式ホームページからも活躍ぶりを拝見していますが、今では書道を通じて様々なことにも挑戦しているんですね。

根本:筆文字を使ったロゴデザインやアート作品の作成、書道・ペン字レッスンの開催、ライブペイントのご依頼などもお受けしています。
コロナ禍に入って一時期仕事が止まったのをきっかけに、表現の場を広げる機会にしようとYouTubeにチャンネルを開設して、動画の公開も始めました。

根本:以前行っていた故郷福島を巡る「書の旅」の範囲を広げていつか日本全国をまわりたいという思いがありました。どうせ行くなら旅の記録を動画に残したい!と考えていたので、YouTubeでの活動は遅かれ早かれきっと始めていたはずです。
それに、書道家として自分の作品の価値を上げるには机の上で練習だけしていれば良いというわけではありません。作品の価値は自分の知名度でもあるんです。
活躍の場を広げるために、YouTubeだけにとどまらず、露出の機会はこれからも増やしていきたいです。

思いを繋ぐために続けた、書の旅

編:選ばれるための物作りに必要なプロモーションのことを考えながら前に進み続けているんですね。先程のお話に出てきた書の旅については、どのような経緯があって始めたのでしょうか?

根本:東京で仕事をしていると、福島県出身ということもあって「大丈夫?」「震災の時どうだった?」と聞かれることが多々ありました。私自身は新聞やニュースでしか現状を見ていないので、自分の言葉で「大丈夫」とは言えなくて。
福島出身なのに故郷のことを何も知らないと気付いて、せっかく上京したんだから福島のことを自分の目で見て、自分の言葉で伝えられるようにしようと決意しました。
このまま知らないのは嫌だ、とは感じていたんでしょうね。そんな流れがあって、2019年6月にスタートしたのが書の旅です。

根本:地元ということもあってか色々な方に協力していただいて、良い旅になりました。
企画が面白かったんでしょうね。福島県全59市町村を書家がまわる、という情報が白河市役所の職員の方や新聞記者の方、テレビ局にまで届いたそうです。書の旅を続けるうちに取材を受ける機会も出てきて、東京のテレビ番組への出演オファーもありました。
テレビを見た方から仕事が入り、パフォーマンスや作品作りのご依頼を多くいただいて…と、書の旅自体は自分のルーツの関わる活動ではあったものの、結果的に仕事にも繋がりました。

編:素敵な出会いがたくさんあったんですね。

根本:出会いしかなかったです!旅を終えたあかつきには個展を開きたい、と準備をしていたのですが、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため延期という形になってしまいました。
繋いだ思いを伝えていけるように、状況が落ち着いたタイミングで改めて個展を開催したいです。

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根本さん、ありがとうございました!
活躍の場を広げ続ける女性の声は想像よりもパワフルでした…♪

次回は起業当時のお話やこれからの展望についてお話を伺っていきます。 ぜひお楽しみに✨

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