右を向いても左を向いても「働き方改革」が叫ばれる中で、残業が減ったり休日が増えた人も多くなったと思います。
そんな中で2019年4月から努力義務化された「勤務間インターバル制度」って知っていますか?そもそも努力義務化という「それ、絶対意味ないやつじゃんっ!」っていう日本人的な姿勢にツッコミを入れたくなるところですが、ひとまずそこは置いておいて、働く女性の皆さんにもぜひ意識して欲しい「勤務間インターバル」の重要性についておさらいしましょう。
まず始めに心に留めておいて欲しいのは、これは敵ではないということです。私たちの健康的な働き方を実現させ、終業後により濃密なデート時間を確保したり、平日夜から海外ドラマを一気見したり、心の平安を取り戻すためキャンドルに火をともすような時間をつくり出すことを目的にしています。
というのがレゼンスタイルの見解ですが、厚生労働省の言葉を借りると「勤務終了後、一定時間以上の休息時間を設けることで、働く方の生活時間や睡眠時間を確保するものです」とのこと。大枠、こちらの認識と外れてはいませんね!
レゼンスタイル読者に多い勤務体系の一つとして、例えば、1時間の休憩時間を挟む9時から18時までの8時間勤務の場合、終業時間の18時から翌日の就業開始の9時までの15時間が勤務間インターバルになります。
勤務間インターバルが決まっていれば、残業をした日は翌日の始業開始時間が遅くなります。
勤務終了時から次の勤務開始時の間隔をちゃんと定めることで、ワーク・ライフ・バランスを推進するわけですが、具体的に何時間空けなさいなどという話は今のところ定められてはなく、各企業の“努力”を求む!というところが何ともですが、業種や業態によって働き方は多様ですので、国としてもまだ明確なことは言えないのでしょう。
しかし、EUではすでに24時間につき最低連続11時間の休息時間(勤務と勤務の間隔)を付与することが義務付けられています。
総務省統計局が発表した勤務間インターバルの状況では、「14時間以上15時間未満」の勤務間インターバルを取っている人が全体の21.7%と最多になります。その次に「15時間以上16時間未満」、「13時間以上14時間未満」と続きますが、一方で短時間の勤務間インターバルも見られ、「11時間未満」の人は10.4%となっています。
私たちが働いている時間、いやそれ以上に一緒に働いている“服”にも休息は絶対に必要です。脱いだジャケットはちゃんとハンガーにかけていますか?
毎日着ているコートもたまにはブラシをかけて、毛並みを整えてあげると見違えるようにキレイになります。
休ませることのメリットは服を“元の形に戻す”ことです。
服は着ている状態だと同じ場所にシワがよります。これにより、表面がデコボコすることで擦れる場所ができ、その部分だけ極端に傷んでしまうのです。
そこでレゼンスタイルでは「勤務服勤務間インターバル制度=KKI」を推奨!
自分の体や心と同様に、勤務服にもお休み制度を導入してあげてはいかがでしょうか。
「服を休ませたいのでお先に失礼します」「勤務服がインターバル中なので出社を1時間遅らせます」という新境地を開拓できれば、働き方改革が各段に飛躍すること間違いなしでしょう。
出典:総務省統計局「我が国における勤務間インターバルの状況―ホワイトカラー労働者について」
http://www.stat.go.jp/data/shakai/topics/topi112.html
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